毎年10月に松山運転所で開催されているふれあいまつりにて転車台を見学してきました。
着々と移転計画が進んでいるためこの地で開催されるふれあいまつりもあと数回で見納めでしょう。
転車台は下路式のバランスト形18m級(G2-1)です。運転所の入り口から見えないこともないですが、細部の観察&動作を見るにはイベントがもっていこいです。奥の7000系は洗車体験に使用されていました。
銘板によると製造年は1926年(大正15年)、メーカーは横河橋梁でした。
爪受けは何種類か混在していました。かつては5線が接続していたようです。(現在は3線)
18mを超える大型車を回す際は車体がはみ出るため、ピットの外側に注意喚起で黄色く塗られたコンクリートブロックが並べてあります。今時の製造なら柵が標準装備になっているであろう部分ですね。
乗車体験の2000系が入線します。片運の先頭車が逆走…気動車ならではの芸当です。
架線は転車台の少し手前で終端を迎えているため「クモの巣」はありません。
手前側はブロックの代わりに黄色い破線が描かれていますが、イベント時は安全のためカラーコーンも立てられています。2000系は21m級なのではみ出し量はこのくらいが最大と思われます。
車両の端の方に座れば躍動感を楽しめるし、中央部なら移動量が少ないのでピット内をじっくり観察できます。ただし、ヤグラに当たる部分は視界が良くありません。それも1つの味と言えますがね。
所属する車両の4割が気動車なので移転先でも転車台が設置される可能性は高いと思います。
そう言えば道後温泉本館は10月から耐震補強工事に入りますね。営業は続けるみたいです。
最後に牽引車を観察
モーターハウジングのカバーが取り換えられている位で、その他は原型を留めているようです。
ところで牽引車の右にある丸い標識は何でしょう…?
横から見ると分岐器の転換装置の1つであるエスケープ式転換器にそっくりでした。
この標識は桁の施錠レバーと連動して回転するようです。
緑→桁を固定しているので入線可、赤→桁がフリーのため入線不可を現しています。
動画も撮ってみました。
施錠レバーの操作と共に標識が回転する様子が分かります。
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