京都鉄道博物館のもう一つのお土産がこのワム3500形7055号車です。
ヨと比べるとギミックや派手さがない黒貨車ですが、これもトミックスとしては新規製作の車両になります。
実はこのワム7055を購入した目的はその付属品にあります。展示用のレールとして、ハンプヤード(丘から貨車を転がして仕分けるヤード)で使用されるカーリターダー(減速装置)が付いてくるのです。空圧式はもうとっくに絶滅したと思っていましたが、実物は一体どこに保管されていたんでしょうね?
全長は70mm。博物館の実物はエアシリンダーが6連ですがデフォルメで5連になっています。
NゲージのカーリターダーはKitcheNからエッチングキットが出ていますが、インジェクションでは初ですね。
こんな感じで3分割にすると未塗装のストレートPCレールS70-PC(F)が出てきました。
木枕木のレールやワイドPCレールに無加工で取り付けることは難しいようです。
その代わりストレートPCレールなら他のサイズのレールも容易にカーリターダー化できます。
試しにS140へ取り付けてみましたが、リレーラーレールの親戚みたいになりました。
あと2~3個買って3方ポイントと組み合わせてハンプヤードを再現したい衝動に駆られます。
さて、展示車両と言うことでカプラーを交換して実感的にすることにしました。
今回はGMのナックルカプラー(中)を加工の上で取り付けます。イジェクターピン跡を目安にΦ1.15の穴を開けました。きわどい工作なので、本当はボディー側のセンターピンをΦ0.5あたりで作り直した方が安心です。
あとは根元をフラットにカットして元の金属カバーを取り付ければ完成。ついでにヨ5008もひと手間加えます。
印刷済みのヘッドマークが付属しており、よく見ると右側には西の文字が入っていました。
実物はワムの反対側のみ装備しており、もっと厚みがあるので両面テープで2枚重ねに貼りつけました。
隙間が見えますが、遠巻きにはそれっぽくなったかと思います。
説明書には展示例のイラストが掲載されていました。車両の向きまできちんと書かれています。
ここまで書かれていたら再現しないわけにはいきません。早速セットアップしてみました。
まだ実物を見てないけどこれは雰囲気抜群ですね。通電してライトを点ければよかったかも
早く現地に行って見学したいですね。ただ、今は夏休み期間に入っているのでもう少し先のがいいかな
子供にはあまり受けが良くないかもしれませんが、この個人的にツボな展示なのでした。
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p.s. 小出の転車台を更新しました。