こんばんは
ひと月ぶりの更新です。仕事が忙しいと更新が滞りがちになりますが、長い目で見て頂けると幸いです。
さて、発売が延びていた集電対応のスポーク車輪を入手しましたので軽くインプレしたいと思います。
カトーのスポーク車輪はここ数年で目覚ましい進化を遂げています。2010年に発売されたD51 498のスポーク車輪はまだシースルーではありませんでした。当時のシースルー車輪と言えばワールド工芸製がありましたが、少量ロット生産な上に現在は製造を終了していることからそれほど普及しなかったと思います。
自分はD51とC57の車輪をワールド工芸製に交換したことがあります。→参考
このためシースルースポークは市場から姿を消していたのですが、2014年にカトーから貨車用と先輪用のシースルー車輪が発売されました。そして2015年に発売されたC12では集電可能なシースルー先輪/従輪が開発され、クモハ12ではT車・M車に対応したピボット軸受けタイプも仲間に加わりました。
そして2016年、ついにピボット軸の集電スポーク車輪が分売されたのです。しかも旧型国電用の車軸が短いタイプと旧型客車用の車軸が長いタイプが用意されています。集電非対応車輪はプラ製のスポークがはめ込まれていましたが、集電対応車輪はタイヤとスポークが一体成型で中空軸が使われています。
車輪単体の見栄えに関して言えば、スポークが長くて厚みのあるワールド工芸製に軍配が上がりますが、カトー製も量産品でよくぞここまでといった出来栄えです。それに台車に組み込んでしまえばシルエットの方が大事になりますからね。輪軸の太さが気になってしまうくらい、とても繊細なスポークです。
その繊細さゆえに厚みのある樹脂製の台車が相手だと効果を感じにくいところが勿体ない。
スハフ44に取り付けてみましたが、TR47だと車輪が殆ど隠れてしまいスポークが分かりません。
今度はTR50を履いたオユ10に取り付けてみました。こっちのが透け具合が分かりますね。
ヨ3500やヨ5000で見られた片輪だけスポーク車輪を履いた個体を、集電性能を落とさずに実現できるようになったことが個人的に一番嬉しいポイントです。JR北海道のヨ4350はおそらく唯一現役の片スポーク車ですが、今年のSL冬の湿原号ではついに失職してしまったようで今後が心配です。
余談ですがトミックスからもヨ5000が発売されるそうで、車掌車好きとしては楽しみな今日この頃。
車軸短は先に発売されたのですが、旧国は持っていないので机の肥やしになっていました。(何故買ったし)
ですが車軸長を取り付けるにあたって、オリエントエクスプレスの台車が車軸短であることが判明。
VC 4013に付けてみたらかなり効果的でした。他の車両のイコライザー台車は効果が薄そうです。
そういえば国内仕様版ではTR47を履いていたと思いますが、それも車軸短の車輪なんでしょうか?
TR47は仕様違いのASSYが色々と発売されているので購入の際は注意が必要です。
ひと口に車輪と言っても通常柄・ラウンドハウス・ASSYと3種類のパッケージが存在するのが面白いです。
オプション品・ディテールアップ向け・補修用といった使い分けを意識しているのでしょうね。
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