E257-500 比較レビューの後編になります。→前編
それでは参りましょう。
台車
台車はマイクロエースがいい仕事してます。カトーは側梁のフランジが再現されているものの、空気バネの周りが埋まっているためシルエットがいまひとつ。これは他のカトーの製品でも見られる傾向です。ヨーダンパの周辺もマイクロエースの方が立体感があります。
妻面
転落防止幌や銘板の有無などディテールに違いが見られます。貫通扉の塗装やガラスまで再現するマイクロエースに対してカトーはシンプルに。それぞれメーカーらしさが出ている部分です。
マイクロエースはTNカプラーに交換してあります。
照明関係 (個人的に一番気になるポイント)
ヘッドマークはマイクロエースがシールの選択式(定期特急のみ)、カトーは定期特急が印刷済みのパーツで交換式、ホームライナー等は無地のパーツにシールを貼る選択式です。
マイクロエースは光漏れが多く、シールの透過性もあまり良くないので実感的ではありません。一方のカトーは光漏れが殆どなく文字もくっきりと浮かび上がっていて非常にリアルです。このヘッドマークはマイクロ製品にも適合しますのでASSYパーツを確保しておきました。
両社ともおでこの補助灯と腰部の4灯が点灯します。腰部は色の違いも再現されています。
色味は電球色LED+着色プリズムを使用しているカトーの方が実感的です。
惜しいのはライト径のバランスが悪い点。外側は太過ぎで内側は導光が弱いため細く感じます。
補助灯は…消灯時にブラックアウトするマイクロエースの方が実感的でしょうか。
そもそも補助灯を点けて走ること自体稀なので点灯しなくてもいい気がします。
テールライトの光り方は肉眼では大差ありません。
マイクロエースはLEDを多用してプリズムを小型・簡素化しているためライトユニットが非常にコンパクト。一方、複雑なプリズムを構成して基板を簡素化しているカトーは客室まで侵食しています。チップLEDにすれば半分くらいなりそうですがシートの共通化等、諸々の事情があるのでしょう ついでに室内も比較 カトーはところどころ座席が欠けていたり無かったりで、室内灯を入れるユーザーからすると気になる部分かと思います。座席を作るのは結構面倒なんですよね マイクロエースはライトユニットの侵食も窓側席の欠けもなく全ての席を再現しています。 これで床も塗り分けてくれたら完璧です!(完成品にそこまで求めるのは無理な話か…) いかがでしたか? 巷ではカトー製を褒めている声をよく聞きますが、どちらも一長一短で甲乙つけ難いというのが個人的な見解です。しいて言うならカトーのボディとマイクロエース下回りの組み合わせがベストな形態かなあと思いました。仕掛品が減ったら挑戦してみます。クリックお願いします
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