新庄運転区の構内にある上路式バランスト型転車台
6月に開催された新庄駅開業110周年イベントの近代化産業遺産ツアーの様子です。
この転車台は20m級の枕木締結タイプで、通称G6です。
車両は載せていませんが、回転実演を行ってくれました。
ヤグラは錆び止めのままなのでしょうか。チグハグな印象を受けます。
終端部は穴だらけのレールや、しなった枕木がいい味出してます。
ピットに目を向けると側壁には下ノック式の爪受けと思われる穴があり、傾斜面には何やら2つの土台がありました。運輸区の方の話では、この土台は桁を固定するためのものだったそうです。中央支承を挟んだ反対側にもありました。
製造銘鈑によると大正14年/汽車会社製です。
隠れてしまっていますが近代化産業遺産に認定されたプレートも貼ってあります。
桁上のレールにはかつて入線した車両の停止位置目標が記されていました。
一番左に見えるのはC55でしょうか?
牽引車はボンネットに丸みがあるタイプ。青緑色の帯が巻かれていたり、JRマークがあるなどやや近代的な姿ですが、だいぶくたびれていますね。
牽引車の内側には倒れ込み防止のロッドが付けれらていますが、それ自体がぐにゃっと曲がっているので傾いてしまっています。(一番上の写真参照)
室内も見せてもらいました。マスコンとブレーキハンドルがあるだけで至ってシンプル
イスは使用していないのか、跳ね上げたままのようでした。
普段は立ち入ることのできない場所ですが、すぐ脇の道からもよく見えます。
雪中のD51の転向シーンはこちら
クリックお願いします(_ _)
↓ ↓ ↓