大中山駅に停車する時、川の上にプラットホームが架けられているのを発見したので、途中下車して確認してみることにしました。
森方面の2番線から見るとこんな感じで、1番ホームの先端部が大川を跨いでいます。
河川の上にホームがある駅は全国的にも珍しいので、思わぬ収穫となりました。
そういえば阪急神戸線でも川を跨いだ武庫川新駅の建設に向けて動き出したようですね。
1番線に回って大川の上にやってきました。
橋梁上のホームは点字ブロックや乗車案内などが一切なく、非常に味気ないです。
柵の支柱は古レールで造られていますね。2番線の柵や土台にも使われていました。
2番線のホームは森方に設置されていますが、国土地理院の地図を見るに1976年の時点では反対側にもホームが架けてあったようです。いつ頃撤去されたのはか不明です。
駅舎を出て川沿いの道に向かってみました。
線路用の橋梁は一般的な上路式プレートガーダー橋です。
ホームを支える鉄骨も古レール製です。よく見ると橋台の反対側も同様の構造をしています。
かつて1番線のホームが架けられていた痕跡で間違いないでしょう。
橋台に1964年3月の刻印がありました。
桔梗-七飯間が1962年に複線化されているので、その2年後に設置されたことになります。
それにしてもホームが薄っぺらいこと。下の写真だけ見ると点検通路にしか見えません。
望遠レンズで何とか塗装表記を記録しました。支間は12.9mのようです。
大川上橋りょうと記載してありますが、「上」を含めるのが正式名なんでしょうか?
上塗りはフタル酸ですね。1976年塗装ですからいい加減塗り替えてもいい頃合いかと思います。