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東京駅 丸の内駅舎-1

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カテゴリ設置後、長らく放置していたgallery:レンガ建築がやっと始動しました。

 

最初は日本のレンガ建築の代表格とも言える東京駅丸の内駅舎を!と決めてはいたのですが、資料収集や写真撮影に時間が掛かっていました。今年は鉄道開業150周年で盛り上がっていますが、東京駅も復元10周年記念ということで、丁度良いタイミングになったと思います。

丸の内駅舎は1914年(大正3年)12月18日に完成、同20日に東京駅の玄関として開業しました。

余談ですが私も12月18日生まれでして、丸の内駅舎には何かと縁を感じております。

設計は当時の建築界の権威、辰野金吾氏です。

もともと中央停車場という名前で建設が進められましたが、開業前に東京駅に改称されています。

1945年の東京大空襲により屋根や内装が焼失し、戦後は長らく仮復旧した姿となっていました。

2003年には国の重要文化財に指定され、2007年から駅舎の復元工事が開始されました。

5年の歳月を経た2012年に復元が完了し、2014年には東京駅開業100周年を迎え今に至ります。

復元が完成した2012年からは毎年12月にプロジェクションマッピングを使用した東京ミチテラスが開催されています。まだコロナ禍ですが今年も開催されるといいですね。

こちらは2014年に開催されたときの写真ですが、駅前広場はまだ工事中で仮囲いがされています。

 

大雪が降った2014年の2月、そこはもう異国の地のような光景でした。

当時は23区内の東側に住んでいたので帰りの足を気にせず撮影に出向いた記憶があります。

ちなみに辰野金吾氏が設計の依頼を受ける前はドイツ人の鉄道技師 フランツ・バルツァー氏が基本案を出していましたが、彼が提案した純和風の駅舎は当時の鉄道関係者には受け入れられなかったそうです。

明治時代ゆえに近代的な西洋風駅舎にしたかったんでしょうか…

もともと鉄骨レンガ造りで建設されていたため東京大空襲を受けても筐体は残りましたが、もし和風建築で造られていたら全焼して別の駅舎に建て直されていた可能性もありますね。

今回は駅舎のざっくりとした歴史を振り返ってみました。

続きます。

 

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