先日発売された合成枕木ポイントを買ってきました。発売中止になっていたカトーからも一足先に無事発売されているので、大手2社の合成まくらぎポイントが揃ったことになります。私はファイントラックユーザーなのでユニトラックとの比較は出来ませんが、ざっくりしたレビューを書いて見たいと思います。
製造場所は国産に戻りました。旧茶系道床/灰色道床レールと同じ紙箱のパッケージです。
前に木枕木を合成まくらぎ化したものと比べてみました。上の自作verはちと濃すぎでしょうか
今までのポイントと大きく変わったのが分岐側の枕木の配置です。従来品は枕木がそれぞれ分離していたのに対し、合成枕木verは直線側を基準とした一本の長い枕木を再現しています。
これの変更により片渡り線(シングルクロス)を再現した際に一体感が出るようになりました。
線路間をワイドレール化バラストキットのバラストで埋めればユニトラックの片渡り線と近い形状になります。
細部にも変更を発見。まずフログの加工精度が上がっており、仕上がりが綺麗になっていました。
また、ギャップの位置をフログの横に移動したことで内側の線路のギャップが省略されています。
残念なのは、彩色方法が塗装から印刷に変更されたことで表面しか色が載らなくなってしまったこと。
フログの絶縁部やガイドレールを横から見るとグレーの成型色がむき出しです。ここは要色差し
合成まくらぎに関しては実物がバラストに埋もれていることから塗られていなくてもいいと思います。
バラストの彩色もPC枕木レールが登場した頃から白と黒のざっくりした模様になってしまいました。
ファイントラック登場時は3色のグレーで緻密に表現と謳っていたんですが…それも今は昔
バラストの彫刻も駆動ユニットと比べると野面積みのような平たい表現になってしまい残念です。
とまあ、愚痴も出てしまいましたが、今まで1本1本筆塗りしないと再現できなかった合成まくらぎポイントの完成品が登場したことはNゲージ線路の近代化を促進したといっても過言ではないでしょう。登場時は近代的に見えた旧灰色道床レールも最新のレールと繋げると古めかしく見えるから不思議です。
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