4月末に機器更新工事を終えたヤマU510編成の一部車両に、かつてE331系で使用していたクーラーが載せられているそうです。Twitterでも話題になっていたので実際に確認してみました。
型式はAU725A-G4形で、E231系に搭載されているAU725A-G3形と瓜二つのキセが特徴的です。
そのG3も近年では希少種のようで、まだ写真がありません。(確認でき次第掲載したいと思います。)
G4の冷房能力は42000kcal/h (48.8kW)で、16m級の4両(1、7、8、14号車)に搭載されていました。
そしてこれがU510編成に搭載されていたG4の姿です。合計3両に搭載されていました。
下の無印AU725A形と比べると一目瞭然で、G4のキセはステンレスではなくでアルミのようです。
他のAU725/726系列に必ずある妻板のビードが見当たらないのもそれが理由かと思います。
無印とは袖部カバーのスリット数や角のRの有無なども異なりますね。
E331系は2014年春に長野総合車両センターで廃車解体となり、秋頃にクーラーや床下機器の一部が部品取りとして大宮総合車両センターに運ばれたようです。昨年の大宮鉄道ふれあいフェア2015でそれらの姿が確認されており、今年も残っているかなーと期待していた矢先の出来事でしたので、復活には驚いています。
【以下余談】
一方、13m級の連節車には33,000kcal/h(38.4kW)の新設計クーラーAU731形が搭載されていました。
こちらもE331系にしか採用されなかった形式ですが、マイナーチェンジ版のAU732形がキハE130系列から採用され、今やJR東日本の新系列気動車&ハイブリッド気動車の標準クーラーとなりつつあります。
↓ キハE130-100
ここに載せた3形式の他、キハE200やHB-E210にも搭載されています。また詳細は不明ですが上信電鉄7000系にもそっくりなキセのクーラーを載せているようで、今後新潟トランシスで製造する私鉄車にも波及していくのか気になるところです。
↓ キハE120
さて、夏にはKATOからHB-E300 リゾートしらかみが発売予定な訳ですが、そうなるとAU732も新規製作で登場することになります。マイクロエースのキハE130に付いているAU732は形状がイマイチ過ぎるので期待している方も多いでしょう。そういえばマイクロのリゾートあすなろは試作品が出来ていたにもかかわらず、KATOの製品化発表後に発売中止が発表されるという珍事が起きましたね。早く発売すればよかったのに…
↓ HB-E300 リゾートあすなろ
今年はE331系が登場してちょうど10年の節目ということもあり、自分はこのクーラーを使ってE331系の製作するかどうか悩んでいるところです。まずは他の仕掛品の消化が優先でしょうな
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