ワイドPCレールとスラブレールを組み合わせて作ったスラブバラスト軌道(仮称)について、実際にバラストが撒かれている場所を紹介します。(他にもあったらご教授いただけると幸いです)
まずは関西本線(大和路線)のJR難波~今宮駅構内
今宮
スラブ軌道の欠点である騒音を減らすために、消音効果を狙って散布されています。
バラストは駅構内まで続いていますが大阪環状線のホーム側には撒かれていませんでした。
続いて山陰本線(嵯峨野線)の京都~花園間
貨物用の短絡線との合流地点から始まり、花園駅の手前まで断続的にあります。
京都-丹波口
少し話が逸れますが、この合流地点にはスラブ軌道のシングルクロスがあります(上写真)。
元々はシーサスクロッシングでしたが山陰本線の複線化に伴い片側が撤去されてしまいました。
今後は短絡線の廃止と新駅設置に伴い、この片渡り線も撤去されてしまう運命かと思います。
二条-円町
京都~園部間は2010年に複線化が完了しました。工事時期の違いから、バラスト軌道・弾性枕木直結軌道・スラブ軌道が入り交じっている区間もあり前面展望がなかなか楽しい区間であります。
駅構内に限るとスラブバラスト軌道になっているのは円町のみです。
円町
次は2011年に高架化した野幌駅周辺
野幌
枠型スラブと袋に入ったバラストが個性的です。高架化工事が完成した当初に開催された線路ウォークの画像を見るに、袋に入ったバラストの下にもバラで撒かれているようです。
車体の着氷物が落下してバラストが飛散し、窓ガラスを割ってしまうことを防ぐためと思われます。
バラスト軌道のようにクッション材としての役割はありませんので袋入りでも問題ないのでしょう。
最後におまけ
姫路
山陽新幹線の姫路駅、下り通過線の一部区間だけがスラブ軌道になっています。
どうしてこんなにも限定的に敷設したのか…誠に不思議です。
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