Quantcast
Channel: 趣味人Tの伝言
Viewing all 351 articles
Browse latest View live

VSEに室内灯を付けよう

$
0
0

Tomixの小田急50000形VSEに室内灯を入れました。

実車は引退してしまいましたが、我が家では現役ですので夜間走行にも登板してもらいます。

通常品は途中でブランドマークが追加された位で、発売当初から大きな仕様変更はありません。

ラストラン仕様は第2編成が選定され、M13モーター化や窓ガラスの着色が薄くなるなどの変更がありましたので、通常品の次回生産時はリニュールとなるかもしれません。

私の所有するVSEは通常品にラストラン仕様の窓ガラスを組み合わせたオリジナルです。

通常品のガラスはグリーンの着色が濃すぎてずっと違和感がありましたので。

今回の記事のメインとなる室内灯は悩んだ挙句、純正品の0374/0378室内照明ユニットLC(電球色)を使用することにしました。純正品を買うのは10数年ぶりかもしれません。

昔はLEDを覆う部分が銀テープだった記憶がありますが、白テープの方が直下にも程よく光が回るので良いですね。導光板が盛大に反っているのは相変わらずでした。

今ではテープLEDを使用した室内灯も多種多様にありますが、純正の電球色は黄色味が薄く気に入っています。VSEは車体長も短いため導光板の光ムラも多少の改良でリカバリーできると判断しました。まずは導光板からはみ出ているLEDを引っ込めてみます。

基板のカシメをカットして導光板を外し、LEDの足をヤットコで少しだけ持ち上げます。

そしてLEDのツバをニッパでカットして基板と水平になるように曲げ直しました。

正面から見るとツバのカットが雑ですね…

この加工によりLEDのはみだしが減り、導光率も多少ながら上がっているはずです。

導光板には中川ケミカルのフォグラスC-718サンドホワイトAを貼りました。

また、先端側の断面にアルミテープを貼って連結面からの光漏れも無くしておきます。

基板と導光板は透明テープを巻いて固定しました。

遮光テープを貼るだけもで簡易的な固定にはなります。点灯具合はこんな感じ

暗闇での加工前後の比較をしてみました。座席パーツは外してあります。

加工後は導光板の溝ムラが軽減しているのが分かると思います。

肉眼だと照度も少しアップしているのですが、さすがに微妙な差過ぎて写真だと伝わりませんね。

ボディ透け対策のシートは粘着が弱くて剝がれやすいため、ひとまず外しました。

まあ座席パーツを付けてしまえば違いが殆ど分からないというオチなんですが。

足元の影が減っている点は何とか判別できました。

さて、純正室内灯を使う上で一番ネックになるのが先頭車の展望席。

後発のGSEは展望部のみ専用照明を組み込むことで解決していますがどうしたものか

乗務員扉の横に室内灯の台座があるので圧迫感があるのも気になります…

さすがにこのままでは物足りないので何とかしてみます。

ブログ村に参加しています

↓  ↓   ↓

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ


脱線分岐器と脱線転轍器-2

$
0
0

その2では非連動(現場扱い)の脱線転撤器と脱線分岐器を取り上げてみます。

まずは工場の入口と旅客営業線の合流点に設置されている例から

脱線転撤器の転換は本線側の分岐器から双動で行うため、鋼管が接続されています。

安全側線と同様に、本線が開通している状態が定位(脱線側)となります。

 

下の場所は専用同士の合流点で、転轍機は標識付き転換器の灯火が省略されたものが使用されていました。(いわゆるクビなし)

専用線の合流点には安全側線よりも脱線転轍器や脱線器が使用されることが多いです。

旅客輸送ではないので簡易的な保安設備でも大丈夫ということなのでしょうかね。

 

こちらは上の専用線の先にある駅構内の合流点に設置された脱線転轍器で、 転換に発条転轍機(スプリングポイント)が使用されている点が特筆できます。

対向側の転轍機標識はスプリングポイントを示す丸いSマークの上から赤い脱線転轍機標識を重ねたような表示です。こちら側から進入する場合は手動で反位に切り替える必要があります。

なお、現在は用途廃止となり標識も隠されてしまっているようです…

 

下は背向側から見た内方脱線転轍器で、標識付き転換器が使用されています。

 

保線用の側線に設けられた脱線転轍器。

より簡易的な錘付き転換器(通称ダルマポイント)が使用されていました。

錘付き転換器は錘の上半分が白の場合は定位、黒の場合は反位と判別が出来ます。

 

下の場所は錘の上側が黒なので反位(開通方向)の状態ですね。

ダブルの車輪止めも開放されています。

 

斜面に沿っている線形では谷への転落を避けるため尾根側に脱線させます。

ただ壁面に衝突すると被害が大きくなるため、下の場所では逸脱防止レールが設置されていました。

ダルマの一部を赤く塗ることで、脱線方向に開通していることを分かりやすくしていますね。

 

以下は脱線分岐器です。脱線転撤器と異なりクロッシングが付いていますが、非連動のため安全側線用緊急防護装置(EM)は設置されません。

上の場所では電気鎖錠機付きの転てつ転撤器と脱線転轍機標識が設置されています。

 

こちらは側線に設けられた脱線分岐器で、S形ポイントリバー転換器が使用されています。

S形ポイントリバーは軌道内の箱にあるクランクやバネによってトングレールの密着を確保できます。ダルマと同様に上半分が白の場合は定位となるため、上の場所は普通分岐器の一部が使用されている可能性が高そうです。

クリックお願いします

 ↓    ↓    ↓

にほんブログ村 鉄道ブログへ

Suicaペンギンはカメラ目線とは限らない!?

$
0
0

首都圏の鉄道会社8社が磁気乗車券を廃止してQRコード乗車券に置き換えていくそうです。

機械や資材コストのかかる磁気乗車券はお役御免ということなのでしょう。

私は専らモバイルSuicaユーザーですが、先日ずっと欲しかった記念Suicaを入手しました。

2001年11月18日発売 Suicaデビュー記念 Suicaイオカード (10万枚限定)

今となってはカメラ目線じゃないスイカペンギンの姿が新鮮に感じます。

タッチ改札と首を傾げたペンギンというシンプルなデザインが気になっていたのです。

大宮の鉄道博物館 南館の3F歴史ゾーンに同じデザインのポスターが展示されていました。

元々SuicaペンギンはJR東日本の原案ではなく、坂崎千春さんの著書ペンギンゴコロが初登場で、Suicaサービス開始のPRキャラクターとして起用されたという経緯があります。

そのため当時の通常版カードには未だペンギンの姿はありませんでした。

そして先の記念Suicaで人気に火が付き、今やSuicaの代名詞ともいえる存在になります。

昔のSuicaを調べていくうちに、この首を傾げたペンギンとタッチ式の自動改札機のデザインが今も金町に存在するとの情報を入手したので、実際に確かめて見ることにしました。

NewDays金町店のシャッターにいました!

ただここの店舗は定休日が無いうえに営業時間が土日でも6時20分から22時30分と長く、早朝か深夜でないと目にすることは出来ません。2021年3月まではみどりの窓口だったらしいので、NewDaysがオープンするまでの期間は日中も見れたみたいです…

記念スイカやポスターと唯一異なる点として、ペンギンが持っているカードにイオカードマークが再現されています。当時のSuicaは磁気式のイオカードのIC版というスタンスだったんですよね。

その後、2004年3月に電子マネー機能が追加された際に通常版にもペンギンが登場しました。

左から2004年3月(電子マネー対応)、2007年(パスモ共用開始)、2007年(Felicaポケット対応)

初期の横向きペンギンの2枚を比べてみます。

左の2004年発売のカードはまだイオカードマークがあり、横の切り欠きが2つあります。

裏面のイオカード表記は2007年発売のカードから消え、単にSuicaとなりました。

これはPASMOの供用開始で私鉄やバスでも使えるようになったためと思われます。

2007年以前はSuicaイオカードとSuica定期券の2種類に分かれており、目の不自由な方が識別できるように切り欠きの数が違いました。Suicaイオカードは切欠が2つでSuica定期券は1つです。

これが2007年版では切り欠き1つのカードに統合され、定期券にせずとも使用者を明記できる記名式Suicaとしても使えるようになりました。ただ後述する記念Suicaの類は定期券や記名式にすることが出来ないため、従来通り切り欠きが2つとなっています。

次に2007年パスモ供用開始時と現行のカードの違いを見てみましょう。

電子マネー対応のマークが右上に移動し、券売機の差込方向を示す矢印の色が黒に変更されていました。見た目の変更点はそれくらいですね。

機能上の大きな違いはFelicaポケットが実装された点のようです。

よく見ると現行版には電子マネー対応マークの右下に点々●●が追加されています。

ペンギンの顔の向きで見分けることもできますが、記念SuicaなどではFelicaポケット非対応でもカメラ目線のデザインがあるため注意が必要です。

2004年3月22日発売 ショッピングサービス開始記念Suica (2万5千枚限定)

その一例として、上のSuicaは電子マネー対応を記念して発売されたものですが、まだFelicaポケット非対応のSuicaイオカードにも関わらずがっつりカメラ目線です。

今のペンギンのデザインは20年前には確立していたのですね。

2009年3月14日発売 千葉Suicaエリア拡大記念Suica (推定3500枚程度)

こちらはエリア拡大範囲の主要5駅のみで発売された少数派です。電子マネー対応マークは当初から若草色でした。この他に常磐線や群馬、仙台などのエリア拡大記念Suicaも同時に発売されています。

私は佐原駅まで出向いたのですが、この日は荒天で大変だった記憶が蘇ってきました。

3番線に佇むE257系500番台の普通列車。原型スカートが懐かしい

余談ですが足が隠れたデザインは珍しく、私の知る限りではこの2枚しかありません。

(この他にりんかい線相互乗り入れ記念やTYOオリジナルSuicaなどの上半身だけが写ったものもありますが、あちらはただ見切れているだけという認識)

もう一つ、記念Suicaと言えば鉄道博物館仕様のSuica。

2007年10月14日発売 鉄道博物館開館記念Suicaカード (1万1千枚限定)

鉄道博物館と大宮駅で発売されました。その後、鉄博仕様のSuicaは何種類か発売されましたが、いずれも写真ベースのためこのイラスト調は珍しい部類かもしれません。

さらに東京駅開業100周年記念Suicaは美しい縦型のデザインが話題になりました。

2014年12月20日発売 東京駅開業100周年記念Suica (1万5千枚→累計427万枚)

当日は大混雑で発売は直ぐに中止され、後日希望者全員に発行する異例の事態となりました。

身動きが取れず、いつ事故が起こってもおかしくない状態だったと思います。

あと半年ほどで10年経過(=未使用の場合失効)となりますが、異例の発行数ということもあり猶予を込めて一律2026年3月31日まで有効とするアナウンスがされました。

もし家に眠っているSuicaがある方はお出かけに連れ出してみてはどうでしょう?

クリックお願いします

↓ ↓ ↓

にほんブログ村 鉄道ブログへ

平成筑豊鉄道田川線 勾金駅

$
0
0

直方から平成筑豊鉄道に乗って50分ほどで勾金(まがりかね)駅に到着。

九州の難読駅名の筆頭とも言えるでしょう。ランプ小屋は駅舎側のホームに建っていました。

扉周りは構造的に弱いようで、コンクリート板や新しめのレンガで補修されていました。

レンガは長手積みで、屋根はアングルフレームにトタンが張られています。

勾金駅は豊州鉄道の香春駅として1885年(明治18年)に開業しました。日田彦山線の現香春駅は1915年開業(当初は上香春駅)で、1943年に香春駅の名を引き継いで今に至ります。

反対側の妻面には窓があった痕跡があります。やたら低い位置なのは気になりますね。

片流れの屋根かと思いきや、左側の一部が欠損していただけでした。雨水とか大丈夫かしら?

この辺りは炭鉱で栄えたこともあり、かつては石炭の積み込み場もあったそうです。

広々とした構内はその名残です。ランプ小屋は残り続けてほしいと思います。

にほんブログ村 鉄道ブログへ

【番外編】近鉄系列の転車台

$
0
0

転車台訪問の記事も今回で80回目となりました。

今回は番外編ということで近鉄系列の路線にある転車台をご紹介します。

 

・養老鉄道養老線 大垣車庫

最初は近鉄のグループ会社である養老鉄道の西大垣駅構内にあるこちらから

2016年に開催された600系 D03さよなら運転ツアーの撮影会の際に案内して頂きました。

直径はグーグルマップ換算で約4mしかないので、保線車か貨車の転向用途と思われます。

いつ頃に設置された等の詳しい情報は養老鉄道の方も分からないそうです。

主桁は3か所の横梁とタイロッドで結合されているだけのシンプルな造りでした。

 

以下は全て近鉄の転車台になります。

・西大寺検車区

大和西大寺駅に隣接する西大寺検車区にありました。直径はグーグルマップ換算で約6.4m

主桁が中央に向かって傾斜した独特な形状で、レールが完全に浮いている場所もあります。

円周軌条は一段高い位置にあります。周囲に散らばっている木の円板は何でしょう…?

現在はピットが埋められてしまったようなので、撮影出来たら追記しておきます。

 

・ 新ノ口連絡線

近鉄大阪線の大和八木駅と橿原線の新ノ口駅を結ぶ新ノ口連絡線は途中に保線基地があります。

直径はマップ換算で約5.8mでした。桁内は歩廊でしょうか、鉄板で覆われていました。

車両を通さない時は線路内にもロープを張っているようです。以前は下の写真のように溢れんばかりの水溜まりになっていたのですが、いつの間にやら水が抜かれていました。

 

・白塚車庫

白塚車庫は白塚駅の北側にありますが、そこから続く線路が駅を通り越してこちらの保線基地に繋がっています。桁の造りは西大垣とよく似ています。直径はマップ換算で約4.8mでした。

衛星写真にも多少の誤差があるとは思いますが、思ってた以上にサイズがバラバラなんですよね。

施錠はレール側面の爪をスライドさせて行うようです。円周軌条は鉄道用レールです。

以前は手前側にも対向する線路があったのでしょう、ピットの所々に埋めた跡がありました。

 

・伊勢中川

1番のりばから延びる線路の先にあります。8線の外周線はこのサイズの転車台としては最大かな?

これ以上増やす場合はクロッシングを挟む必要がありますね。直径はマップ換算で約4.6m。

本線から続く線路の先には車庫もありますが、転車台の手前に車止めが設置されているため使用停止中みたいです。

 

・志摩赤崎

志摩赤崎駅構内にある保線基地の転車台。駅に接続する線路に車止めが設置されているため、こちらも現在は使用停止中と思われます。桁を枕木で受けていることからバランスト形と思われます。

直径はマップが不鮮明で計測不能でした。ここはピットの黄色いラインがありませんね。

道路のダイヤマークと同じくらいだったので約5mとしておきましょう。

 

・川越富洲原

他の小さな転車台とは一線を画す大型の電動転車台。直径はマップ換算で約19mもあります。

保線用でこの規模の物は見たことがありません。どういう用途なのか不思議です。

主桁にある巨大なピンギヤをシャフト伝達のモーターで駆動させる方式が採用されています。

転車台は桁の端部に駆動装置を付ける方式が一般的です。その方が小さい動力で済みますので。

構造的に3点支持でしょうね。桁と円周軌条のレールは直接締結でした。

ロック機構は他のミニ転車台と同じ爪のスライド式でちょっとチグハグ感もあります。

 

・川越富洲原(おまけ)

先の転車台と駅の途中を撮影したら転車台のピットを埋めたような跡を発見しました。

直径はマップ換算で約4.5mでした。中央のみバラストが敷かれていないのも怪しいです。

線路と垂直に車庫があったので拡大してみると、シャッターの下に切り欠きが2つ見えました。この車庫に入線するために転車台が設置されていたとみて間違いなさそうです。

にほんブログ村 鉄道ブログへ

VSEの進捗

$
0
0

VSEに室内灯を設置する工作の続きです。

折角室内灯を入れたのに、ロマンスカーの顔とも入れる展望席が真っ暗では興ざめです。

ここを照らすには天井に薄型のテープLEDなどを仕込む必要があるのですが、天井が窓上に迫っており真横や真正面からLEDが見えてしまいます。まずはここを何とかしてみます。

前面ガラスは上部の固定部をバッサリカットしてボディに接着することにしました。

ついでにiromizuのB-25ICを裏から貼ってスモーク調にしています。

ボディはテープLEDが入る幅に天井を切削し、運転席のガラスパーツが嵌る台座も合わせて薄くしました。見える部分を傷つけないように養生して慎重に作業を進めます。

表から見ると開口部は運転席のパーツで隠れるため分かりませんね。一安心、、

運転席パーツも内側を削ってテープLEDをより高い位置に貼れるようにしました。

 

続いて床下側の加工に入ります。

室内灯の接点は純正室内灯の先端側が載る位置に仕込みます。ここにスリット状の穴を2ヵ所開けて、KATOの室内灯用集電シューを加工した電極を設置しました。

裏からみるとこんな感じ、シャーシ側は銅板と接触するように少し立ち上げています。

 

室内灯はグランライトの切れ端(LED3列分)を並列に接続しました。

トミックスのVSEは座席が新宿方を向いた上り列車を再現していますが、旅情を感じられる下りの箱根湯本向きに仕立てることにしました。

そのため光源を座席の前側から照らせるように1号車はLEDの位置を反転させています。

集電スプリングを固定する金具は撤去し、短くカットしたスプリングを基板に半田漬け。

導光板はスプリングの周囲を床板の電極部に嵌るように現物合わせで削っています。

グランライトは白色を使用して色味調整用フィルターを貼りましたが、後で再調整する予定です。

グランライトに接続するポリウレタン線は天井側に透明テープで固定しています。

本来の室内灯の台座は不要になりましたので、ニッパで撤去してプラ板で埋めました。

ついでに展望席の一番後ろの席と乗降扉の間にあるカウンターを再現してみました。

参考用に実車1号車の扉付近の写真を載せます。

2023年に運転されたサイレントロマンスカーのツアーに参加した際、この展望席の一番後ろの席に乗車したため、カウンターの印象が強く残っています。

プラ板でそれっぽく作りました。茶色で塗装するので接着は後ほどに。

今回はここまで。次回は中間車を進めます。

ブログ村に参加しています

↓  ↓   ↓

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ

スイッチバック大全のご紹介

$
0
0

今年の夏に発売されたスイッチバック大全を入手しました。

この本は全国にあるスイッチバックを一冊にまとめた、ファン垂涎のバイブルともいえる書籍です。

私も微力ながら写真提供をさせて頂きました。

スイッチバックが設置された経緯から現在の姿、QRコードによるマップの位置情報などが場所ごとに分かりやすくまとめられています。

個人ホームページが衰退した昨今、改めて書籍による情報の重要性を感じられました。

そんな私も高知へ行く機会がありまして、土讃線のスイッチバック駅である新改駅に訪問しました。

新改駅は停車する列車が極端に少なく、ザ・秘境といった佇まいですが、特急の退避でそれなりに停車時間がありましたので周囲を散策することができました。

渡り線が本線のためストレートな線形なのもスイッチバックらしさがありますね。

有名な坪尻駅もいつか訪問してみたい場所の1つです。

にほんブログ村 鉄道ブログへ

中間車のハイライト VSEの3号車と8号車

$
0
0

今回はVSEの中間車におけるハイライトとも言える3号車と8号車の内装に着手しました。

まずは模型では動力車に設定されている3号車から

中央部にカフェカウンター、室内灯の台座付近にトイレがあるはずなのですが何もありません。

ダイキャストフレームから外す際の柔軟性を確保するためでしょうか?

3ボックスあるサルーン席も車端部が盛り上がっており表現されていません。

 

というわけで、カフェカウンターとトイレはプラバンでそれらしく作りました。

カウンターは8号車と比べるとストレートに近い形状だったので作りやすくて助かりました。

営業停止後をイメージして、シャッターが降りた状態を再現しています。

サルーン席は壁をフラットにして手前の座席からお湯まるとアクリルパウダーでコピーしたモールドを貼り付けました。透明なので塗装しないとよくわかりません…

元喫煙スペースの壁や手前の席の上部にあるプラ棒は室内灯クリアの導光板ガイドです。

3号車と8号車は他の車両よりも窓の天地寸法が大きく、純正の導光板だと窓から見えてしまうため、厚みが薄い室内灯クリアに置き換えます。全体はこんな感じ

 

続いて8号車ですが、ここが10両の中で最も難工事でした。

本来は3列ある客室エリアですが、車椅子対応の1列のみ表現されています。

2列目は上げ底の床をフラットにできれば復元できると思い、改造に着手しました。

上げ底は集電シューの位置が高いためで、ここを短縮して配線で逃がす構造を考えました。

カットしたメインの集電板と集電シューはネジ止めして通電不良を防ぎます。

集電シューを固定する台座をカットし、切断した端部の集電板が安定するようにプラ棒でガイドを作りました。最後に切断したメインの集電板に配線を半田します。

シートも切断してプラ棒でフラットにしました。連結部のパーツは爪の縦半分をカットしているので強度的に少々不安ですが、一応形になりました。

シートはお湯まる&アクリルパウダーですが、今回は複製に難儀しました。

モールドが深いため、少しずつ固着させていかないと気泡が入ったり欠けたりしてしまいます。

 

ここで加工は一旦終了したのですが、仮組みしてみるとやはりもう1列も再現したい衝動に駆られ、改修工事を実施しました。その結果が下の写真です。

車端部の3列目を再現するために室内灯の台座を撤去して先頭車と同じ方式に変更しました。

台車の集電シューは室内灯クリアの集電板を加工してメインの集電板に接触させて高さを抑制。

写真がありませんが、シートをフラットにしたことによりボディを固定する部分が無くなってしまったため、ガラスの固定爪を車体中央よりに移設しています。

トイレ部はパーツを個別に切り出して床面を下げ置きました。

乗降口の窓が足元まで来ており、少しでも全体を光らせるためです。

カウンターは3号車と同様に営業停止後をイメージしてシャッターをつけました。

8号車は座席を4組用意する必要がありますが、歩留まりが悪いため3Dプリント品にする予定です。

 

なんとか形になった3号車と8号車。

この2両は内装が木目調なので他の車両とは別に塗装したいと思います。

今年中に完成するかしら?

つづく

ブログ村に参加しています

↓  ↓   ↓

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ


VSEに室内灯を付けよう【後編】

$
0
0

こんにちは。今年も残すところ数日となりました。

 

純正室内灯を加工して搭載していたVSEですが、最終的に以下のような形態となりました。

前回記事からかなり変更が生じたため、前編と後編の副題を付けました。

左から、4~7・9号車用(5本共通)、2号車用、3号車用、8号車用、10号車用、1号車用

形態の違いを見ていきたいと思います。

 

まず中間車5両分から

4~7・9号車は進行方向を箱根湯本方とすると室内灯の取り付け台座が座席の後ろ側となってしまうため、前から照らせるようにLEDの向きを反転して設置します。

床板側の設置スペースは本来は室内灯の先端側を収容する部分のため、基板の厚み分と左右のテーパ部分を切削し、スプリングも短縮しました。床板の電極加工は進捗編を参照ください。

 

プリズムの天井面には白いマスキングテープを貼って照度を上げています。

照射面は前回も紹介した通り、フォグラスC-718サンドホワイトAを貼っています。

 

無加工の室内灯と点灯状態を比較しました。ムラ無く均一に光っていますね。

LED直下はアルミテープを貼り、光源全体を白マスキングテープで覆っています。

床下にセットするとこんな感じ。

 

続いて2号車用

前編のLEDの加工を除けばテープ類の貼り付けのみで、最も原型を留めています。

VSEは3号車に動力車が設定されているため、床下の構造は3号車を基準に対象な配置です。

このため座席を反転させた場合は2号車のみ純正の室内灯取付部が進行方向側となります。

 

パンタグラフ付きの3号車と8号車は、側窓の天地寸法が大きいため純正の室内灯だとプリズムが横から見えてしまいます。そこで室内灯クリアの導光板(白ライン印刷の旧版)に変更しました。

まず3号車用ですが、こちらは基板のところで元のプリズムをカットし、室内灯クリアのプリズム中央部を組み合わせています。スプリングは動力車なので所定の長さでカットしました。

光ムラ対策でプリズムの3/2くらいは天井側に白いマスキングテープを貼り、照射面はフォグラスC-718サンドホワイトAを貼っています。

 

8号車用は光源の位置を反転させる都合と、トイレ付近の照度を確保する目的で基板を自作しました。

プリズムは天井側の全面に白マステ、照射面はそのままとしています。

Tomix純正室内灯の使用している部品はLEDとスプリングのみです。チップLEDは側面を遮光して光量を調整、表面もクリヤーオレンジで色味を砲弾型に合わせています。

 

最後に1号車と10号車

通常席と展望席の間にあった室内灯の取付台座を撤去しているため、共通仕様の中間車と同じ方式で連結面側に接点を設けています。

展望席部もテープLEDをやめて専用基板+プリズム式に変更しました。

1号車の通常席用はシートの前側にLEDが来るように基板を分割しています。

展望室のプリズムも室内灯クリア(旧版)を加工したものになります。

なるべく先端まで照射できるようにボディに合わせて削り込んでいます。

先端部を磨いたあと、正面からの光漏れ防止で断面にホワイトを塗りました。

天井面は最初は座席の位置似合わせて横線を引いて見ましたが効果がイマイチだったため全面マステに変更しました。

 

シートを塗装するために分解したので、ついでにモーターをM-9からM-13に更新しました。

台車の集電シューが逆さまのような気がしたのですがこの向きで正解のようです。

年内の完成は叶いませんでしたが、もう一歩なので頑張りたいと思います。

それでは良いお年を

ブログ村に参加しています

↓  ↓   ↓

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ

 

 

 

2025年を迎えました

$
0
0

あけましておめでとうございます。

管理人のカケスです。

 

昨年は書籍や博物館への画像提供依頼があり、ブログ以外の活動も増えた年でした。

改めて情報を長く発信し続けることの重要性を認識した次第です。

相変わらず更新は少なめですが、今年もよろしくお願いします。

P.S.

今年の写真は運行終了から10年となる北斗星の客車たち

尾久客車区で昼寝している姿を再現してみました。ぼちぼち整備を進めなくては!

それでは失礼します。

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ にほんブログ村 鉄道ブログへ

 

水上の転車台(更新後)

$
0
0

SLみなかみの終着点、水上駅にある転車台です。

2023年に開催されたSL見学会にて敷地内で転向シーンを見学することが出来ました。

前回の訪問は2012年なので約10年ぶりとなります。この間に色々と変化があったようです。

以前の訪問記事はこちら

2020年頃の設備更新により転車台に張られていた架線はついに撤去されてしまいました。

牽引車の駆動電源は桁内のスリップリングにより集電されていましたが、桁をジャッキで浮かる大掛かりな点検作業を必要としていました。

さらに電装品の老朽化も問題となったため、牽引車の更新が行われたようです。

不使用だった外周線はレールが撤去され融雪パイプが這っています。線路のような佇まい

D51が入線しました。2023年のゴールデンウィーク期間はG7群馬高崎デジタル・技術大臣会合に合わせて緑色のナンバープレートが掲出されていました。

普段は見ることが叶わないアングルから撮影できるのも有料撮影会ならではです。

車止めの脇にはレールでできた柵が立っています。

架線が無くなったのは残念ですが、そのかわり空は広々としています。

現在も架線が張られている転車台は直江津と高崎にあります。

新緑の山々をバックに。

桁に描かれていた「まごころと信頼で結ぶ JR 高崎支社」のキャッチコピーは無くなりました。

 

こちらが更新された蓄電池駆動の牽引車。筐体は旧牽引車の外形寸法を継承したそうです。

ぶどう色2号の塗装と相まってレトロ感が強いです。

出入り口のある側面に充電口が設置されています。

電気自動車用の15kW直流モータが採用されており、計算上は600分の連続運転が可能です。

設置当初は傾きが発生したそうですが、圧縮スプリングを用いた調整機構を追加して対応したそうです。下写真の牽引車とステップの接続部に2ヶ所設置されているのが分かります。

旧牽引車はリーフスプリングで姿勢を保持していたようです。

主桁はスリップリングが撤去されましたが、外見の変化は特にありませんでした。

牽引車への給電は電柱の下にあるコードから行うようです。

末永い活躍を期待しています。

にほんブログ村 鉄道ブログへ

Viewing all 351 articles
Browse latest View live