こんばんは
日曜日は神奈川臨海鉄道(かなりん)のイベントに行ってきました。
今年で創立50周年になることを記念して催されたイベントで、今回が初めてだそうです。
場所は横浜本牧駅。旅客の駅ではJR根岸駅が最寄りになります。
入口
当日は根岸駅から無料送迎バスが随時運行されていました。
会場は貨物駅のヤードなので広々としています。
余談ですが、近くにある本牧市民公園にはD51 516と転車台が保存されていますよ。
標識が2つある車止めは珍しいかと思います。でも注目度は低めでした。
皆さんが注目しているのは、今回のイベントの目玉とも言えるC56 139号機です。
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長らく非公開で保管されていたこともあり、幻の機関車と言われていましたが
近年はツアー形式の見学会などで徐々にその姿を見せていたようです。
ブラタモリでも紹介されたことがあるそうな
屋内に保管されていただけあって状態は良好です。
今回のイベントではDLの牽引によって動く姿を見ることができます。
ですが展示運転まで時間があったので他の場所を先に見学しました。
ライブスチームによるミニSLの運転は2ヶ所で行われていました。
運転後は実車と同じでシンダの掃除をしてます。動く原理は同じですからね
コンテナ内には神奈川臨海鉄道の歴史を振り返る展示コーナーがありました。
梅小路機関車館に保存されているC58 1も過去に横浜を走ったことがあるそうです。
C58 1は、やまぐち号の予備機として運行していた時期もありましたね
↓こちらは動いている貨車を減速させるためのカーリターダー(car retarder)
通過する貨車の車輪を挟み込むことで減速させます。
まだ京葉臨海鉄道の千葉貨物駅に現存しているそうなので本物を見てみたいです。
そして、さらに興味深いのが貨車自動仕分け装置のリニアモーターカー
いわゆるL4カーのことでしょう。軌道の内側にある軌道を平たい台車が移動します。
昭和の時代に、それも制動装置にリニアモーターが利用されていたことに驚きました。
ハンプヤードには他にもロープ式入れ替え装置やスクリューブースターなど、今では見られない軌道設備が色々と存在していたようで興味は尽きません。
C56 139のナンバープレート(オリジナル)も展示してありました。
盗難防止のため実機にはレプリカが取り付けられています。
貨車はタキ1000-1や、ステンレス車体のタキ143645などが展示されていました。
昨年に全検を通ったばかりのタキ143645は新製時のような輝きを放っています。
あまり詳しくないので聞きかじった情報ばかりですがご了承を
トップリフターはコンテナをトラックに載せる実演をしていました。
持ち上げられた迫力ある海上コンテナは一見の価値ありです。
でも強風とか吹いたら怖そうですね
あちこち見学しているうちにC56展示運転の時間が近づいていきました。
演出用ですが煙まで出しており、2軸貨車を従える姿は現役さながらのご様子。
久々に動画も撮ってみました
もっと先まで進むかと思っていましたが、なんと目の前で停車しました。
油不足なのかロッド周りが少し鳴っていたのは気になります。
30分の間に何度も往復してくれるので別アングルからも見学できました。
DL牽引の貨物列車と離合
C62 3もそうですが静態保存機でも走る姿が見れるのは楽しいです。
運転後は会場脇の歩道に出てみました。こちら側からも展示車両がよく見えます。
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SLの後ろは無蓋車、コンテナ車、大物車、車掌車とバラエティーに富んでいます。
かなりん所有のDLには50周年記念のヘッドマークが掲出されていました。
最後尾に車掌車を持ってくるあたりにコダワリが感じられます。
このヨ8404は東京貨物ターミナルの公開にも出張していたそうです。
会場の先には複線庫がありました。C56は普段ここに保管されています。
貨物系のイベントはあまり馴染みがなかったので新鮮でした。
おまけ ラフモノクロームで1枚
そういえば真岡鉄道では圧縮空気を利用して9600が復活しましたし、SL銀河鉄道のC58も順調に復元が進んでいるようで今年も蒸機から目が離せませんね
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