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第22回 国際鉄道模型コンベンション 前編

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JAM2023に行ってきたレポートです。

前編では企業ブースとイベント出展をメインに紹介したいと思います。

 

訪問は初日の金曜ですが、夏休み期間とあって朝から大盛況でした。

ステージイベントも満員御礼。参加したいクリニックは日程が合わず断念しました。

 

入口付近には今年のテーマである電気機関車の写真展示があり、その枚数に圧倒されました。

日本型の新旧、ヨーロッパ型と壁ごとに分けて展示されています。

 

ヨーロッパ型はまだまだ未開拓の領域なので、資料用にも記録しておきました。

 

KATOの世界 ブースではドラフターによる手書き図面の展示。

CADが普及する前は鉄道模型に限らずどんな製品でもこうやって作図をしていました。

 

羅須地人鉄道協会では数年前に完成した8号機 バンビーノ号が展示されていました。

土日は体験乗車も行われたそうです。室内と屋外ではサイズ感も違うんでしょうね

軌間は610mm(2フィート)で、枕木は鉄枕木でした。搬入・設置が大変そうです。

成田ゆめ牧場・まきば線はまだ未訪問なのでいずれ伺いたいと思います。

 

会場の角部には、テレビドラマ走れ!ケー100に登場したK100形のレプリカが展示してありました。SLを道路走行用に改造して全国を行脚したというストーリーだそうな。

前傾したキャブも忠実に再現されています。

 

主催者のイモングループでは夜間運転デモンストレーション走行を見学。

スケールスピードで流れる車窓を眺められ、落ち着いた雰囲気を楽しめました。

窓割にバリエーションがある北斗星はずっと眺めていられます。

 

ここからは企業の新製品展示で気になったものを見ていきます。

以下の画像はクリックで拡大します。

 

マイクロエース

富士山ビュー特急8500系は予約しているのでじっくり観察してみました。

371系の金型を使用しているため、おでこの分割線が気になるかなあ

1号車のテーブルライトは点灯します。

 

特大貨物がリニュアールするそうです。シキ600かシキ800あたりかな。

従来品では顕著だったカーブ内側のオーバーハングが軽減されるとのことで期待しています。

試作品がテスト走行をしていました。

確かに高架橋付きレールの内壁とのクリアランスは十分にありますね。

 

カトー

EF55 高崎運転所 

写真は脱輪しちゃってますが、先輪がちゃんと回転するプラ完成品です。

ブース内ではスムーズに走行していました。あとはカント付きレールでの走りがどうなるか。

旧客はEF55復活当時の時代設定ということで、今回は見送りです。

 

波動用のE257系は5000番台と5500番台が同時リリース予定。

5500番台は特急 はちおうじ草津で乗車しました。

両者をつないで実車ではまだ実現していない14両編成での走行なんてのも楽しそうです。

 

トミーテック・ジオコレ

本日開業の宇都宮ライトレールは鉄コレから昨日発売されました。

HU301編成ですが、事業者限定版も発売予定だそうな。

タイムリーなので2021年の工事中の訪問記もどうぞ

 

キハ125 ロマンシング佐賀のラッピング車両は全7種をA・Bセット構成で発売。

キハ47はトミックスからA・B・Cセットで全9種をラインナップとかなり気合が入っています。

キハ47は機関更新車の8000番台を新規製作とのことで、通常版も期待しています。

 

トミーテック・トミックス

6月に運行終了したSL銀河は印刷まで仕上がっていました。

走り装置はパシフィックがベースと思われるので大丈夫でしょう。

 

国鉄仕様の14系まりもはオユ10が初登場。トミックスのNで10系客車は初登場ですね。

別パーツのベンチレータやダミーカプラーがそそられます。

ニセコも期待できそうですが、10系のシリーズ展開をするかどうかは不透明です。

カニ25が出た時は20系も時間の問題かと思ったけど音沙汰ありませんからね。

 

対向式ホーム(桁式)は痒い所に手が届く商品です。

築堤にも設置できるらしく、商品展開が上手だなあと改めて思いました。

ホームをつなぐ跨線橋は歩道橋にも転用できる形状で汎用性が高そう。

都市型とつなぐ際の点字ブロックやタイルはシールで表現するみたいです。

敢えて桁式の部分は貼らずに長編成が停車していた時代の名残を再現するのもアリです。

もちろん幅広ホームも再現可能。

ということはミニホームとも接続可能なのかな?

 

会場発表となった木造駅舎(寒地タイプ)が登場するそうです。

雪止めや煙突、とんがり屋根の電話ボックスなどがいい味を出しています。

信号テコ小屋やトイレ、灯油タンクなどのアクセサリーは既存の木造駅舎にも使えそうです。

 

そして対向式ホーム(ローカル型)もラインナップされるそうです。

気が付けば島式(ローカル型)の登場から18年も経っているんですね…時の流れは残酷だ

見切れている鉄道模型レイアウターNXF2023はF2013と互換性はないとのことでした。

今の時代は記録媒体で作成すると高くついてしまうといった裏話も聞けました。

後編に続く

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