今回は最後まで残っていたライトの色味改善をまとめて行いたいと思います。
電球色チップLEDとカラープリズムを組み合わせたライトユニットは方向幕が青ざめています。
これはチップLEDの色温度が砲弾型LEDに比べて高くフィルターが濃いことが原因です。
光の三原色を考えた時に、発光色がシアン寄りということはマゼンタとイエローのフィルターを足してあげれば理論上は白くなるはずです。
そこで室内灯や窓の色調整でお世話になっているIROMIZUを使って改善を試みてみました。
試行錯誤の結果、以下のような組み合わせで白く点灯するようになりました。
イロミズを貼る位置を変えているのは4枚も重ねると厚みが出るためです。
LED自体のロット差などもあるため、11-25icと14-25icの組み合わせは適宜変えています。
一番多かった組み合わせが上写真になります。
ついでにヘッドライトの色温度も少し下げたかったのでこちらのプリズムにも貼りました。
ここは大目玉が11-25ic、シールドビームが14-25icと使い分けています。
加工前と比較するとこんな感じ。純白に近くなりましたね。
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さすがにフィルターを4枚も重ねているので光量は落ちてしまいます。
ここは抵抗を低いものに交換するか、頑張って常点灯化すればリカバリーできると思います。
肉眼の見え方に近くなるよう逆光バージョンも載せておきます。
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というわけで無事に3編成のアップグレードが完了しました。
加工前と比べると表情豊かになり、編成ごとの特徴が出せたと思います。
クモハ165-103は箱型通風器が撤去されており、ホイッスルもないためスッキリしています。
ライトユニットやカプラーは最新仕様のパーツにアップグレード。
レタリングはトレジャータウンのTTL029 169系新幹線リレー表記を使用しています。
(ちゃんと165系も収録されていますのでご安心を)
モハ車はシートやパンタグラフ、屋根上機器の配置などが三者三様です。
シングルアームパンタが特徴的なM4編成のモハ168-15を動力車としています。
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シングルアームが特徴的だったM4・M5編成は車番の位置が車側灯の真下にありました。
製品の取説ではM1編成など他の編成の位置が記されているので注意が必要です。
実車は一度しか乗ったことがない三鷹色ですが、思い出の車両として模型は末永く活躍してくれることに期待しています。
入線・レビュー記事はこちら
169系(M1・M4編成)の加工はこちら
165系(M6編成)の加工はこちら
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