今回のセットの目玉とも言えるオロネ25 550
実車はオハネ14 515から改造された551のみ在籍していました。
定員がオロネ25 500と同じことから定期運用にも登板される機会も多く、特徴的な外観と内装も相まって編成中では一際目立つ存在です。
とは言え、通路側は他の合造車と同じで地味な見た目ですね…
トイレ窓と非常口は改造時に埋められています。
クーラーは14系譲りのAU76原型。後年の姿にするなら更新タイプに交換しましょう。
2階の窓はもう少しツライチ感が欲しいところですが、肉眼では許容範囲。
内装は一体成型ながら洗面台や上段ベッドまで再現するこだわりが伺えます。
部屋のレイアウトはオハネ25 560(デュエット)と似ていますね。
3次元モデルの作成までは簡単ですが、金型設計まで考慮したモデルとなると射出成型のノウハウが必要とされます。抜き勾配とかゲート位置とか…
室内灯受けは狭幅用の土管タイプ。狭幅用でこの形は初めて見ました。
今回の形状になった理由は型分割の都合によるものではないかと思います。
設計者(時期)の違いにより北海道車の室内灯受けはこんなにバリエーションがあります…
タムタムの室内灯TORM.(色味改善仕様)を付けてみました。
これで夜間走行でも存在感が出ますね
オロハネ25 550(ロイヤル&デュエット)はオハネ14から改造された554が初登場です。
ロイヤルの客室窓の幅が拡大され、エンブレムの位置が中央付近に移動しました。
形状的には東日本のオロハネ24 550によく似ています。(あっちはオハネ24が車種)
北斗星3・4号のオロハネ25 551or552と比較してみました。
551~553はオハネ25が車種なので通路側の窓位置やクーラーなどが異なります。
また、車端部の手摺の形状の違いや雨樋が立ち上がる位置の差も再現されています。
乗降扉の窓がHゴム支持なのも元14系ならではですが、オハネ24などほかの車両と比べると窓サイズが小さくHゴムのRも固い表現です。551~553のドアに合わせて設計したんでしょうかね?
そのうちトイレ窓埋め、更新クーラーの後年の姿も登場するかもしれません。
北海道車オリジナルのスハネ25 500
B寝台ソロと半室ロビーの合造車で501~503の3両がいました。
今回は金帯が横帯のみのデザインなので502がプロトタイプでしょうか。
トイレ窓付きということで、最初期の製品の正当なリニューアル品です。
トイレ窓の埋められた姿は混成編成の増結セットに収録されています。(写真奥)
また、縦帯付きのトイレ窓が埋められた縦帯付きの501は北海道仕様Ⅱに、
オハネ14から改造された503は混成編成増結セットBに収録されています。
スシ24 500は調理室窓が原型、帯が通常の3本帯です。501~503が該当します。
こちらも最初期の製品の正当なリニューアル車ですね。
先代の北海道仕様Ⅱから採用された赤いテーブルランプは健在です。
白色LEDの基板なので、赤色LEDに打ち替えるとよりより赤みが増しますよ
左が3・4号のスシ24 508、右が1・2号のスシ24 1~3で、帯のパターンが異なります。
508は晩年まで外観上の変化がないので今回の1・2号に登板するのもありです。
3・4号では熱線吸収ガラス仕様でしたが、1・4号では無色透明になりました。
この辺は製品によってまちまちで、東日本のスシも混成編成のものは無色透明なのにさよなら北斗星では熱線吸収ガラスだったりします。最新の東日本仕様はどうだったかな?
超個性派車両は一通り出揃った感じですが、個人的に北海道仕様で製品化して欲しい車両は以下の通りです。
・オロネ25 500のトイレ窓埋め仕様 (小窓車、大窓車共に)
・オハネフ25 0の雨樋外付け仕様 (解放B、コンパートメント共に)
・オハネフ25 216 (雨樋外付け、車掌室屋根の塗分けが特殊)
・オロハネ25 556 (寝台側のエンブレムがルーバーの真下にあるタイプ)
着実にバリエーションが増える北斗星。模型としての機能や表現が製品毎にアップデートされているのも見所の一つですが、スシ24のベンチレータはもう諦めて自分で別パーツ化することにしました。
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