春に再販された小田急50000形VSEを購入しました。
初回品は実車が登場した2005年度に発売されたと記憶しています。
小田急のフラッグシップ車両なだけあって何年かに一度は再生産される人気モデルです。
専用スリーブに専用パッケージと、HG製品並に気合が入っております。
ウレタンはLSEやHiSEと同じ横向き配置。VSEが従来の11両から10両に変更されたのは、担当したデザイナーの岡部憲明氏からシンメトリーな編成にしたらどうか?という提案があったからだそうです。
動力車の3号車と隣の4号車は単独で、それ以外の車両は2両ずつ連結した状態で収納します。
さっそくレールオンしてみました。統一感の取れた上品なデザインがVSEの何よりの魅力
連接車は車体が短くオーバーハングがないため、カーブ区間でも見事な編成美を披露してくれます。
実車も登場から10年以上経過しますが最近の車両と比べても全く見劣りしていないと思います。
模型の方で少し気になるのはガラスのグリーンと運転台枠の印刷が濃いことくらいですかね。
あと運転台のワイパーがオミットされていますが、これは後付けするユーザーには好都合でしょうか?
側面のロゴもきれいに決まっています。特徴的な高位置空気ばね台車も忠実に再現されています。
PT-7113-D形パンタグラフはリフト状態でも安定していて造形もGood
VSEを購入する前から他社製品の換装用としてよく交換用にお世話になっています。
車両の連結はU字型のフックを台車側の受けに差し込みます。この連結部は通電カプラーのため編成全体で引き通しを行なっており、安定した走行やライトの点灯に寄与します。
ブランドマークは2~3回目の再生産から付属するようになりました。(実車も登場時は付いてなかった)
トミックスが再生産で形態変化に対応するのはちょいと珍しいことかもしれません。
車体色が明るいため室内灯を点けた際の透け対策として黒い遮光シールが付属しています。
さらに牽引力を増強するための補助ウエイトが2種類付属。
大きい方を付けると補重もさることながら室内灯の取付にも対応しています。
「夜間走行をしたいけど牽引力も欲しい。室内の見栄えは多少なら我慢できる」という人向け
小さい方はインテリアを犠牲にしない代わりに室内灯が装着できなくなります。
「室内灯はいらないけど室内の見栄えも犠牲にしたくない」という人向け。
両方付けると機関車並に重くなり、急勾配のレイアウトでも余裕の牽引力を確保できそう
「室内灯はいらない。とにかく走行性重視」という人向け。
大きい方を付けるとシースルーにはなりませんが、窓際にウエイトがこないように配慮されているため、遠目なら違和感は少ないと思います。自分は純正の室内灯を使わない予定なのでひとまず保留にします。
先頭部の台車は集電非対応のためピポッド軸がない車輪を軸で支持しています。
SLの先台車に似た構造ですね。転がりは申し分なし
窓側に向けられたシートも忠実に再現されています。
床板とは別パーツなので色分けもばっちり。室内灯を点けたらさぞかし映えることでしょう
最前席の木製テーブルもしっかり色分けされており、もうマイクロエースかと思うほど。
片方の先頭車は後方席のシートを反転することで進行方向を揃えておきました。
ちょっと意外だったのがT台車の集電方法。2000年代の製品なので勝手に新集電だと思い込んでいましたが、動力車と同じ車軸に押し当てる方式でした。ただ、車体側は板バネを当てる構造なのでキハ187やキハ120のようなウエイト+コイルバネ方式よりはずっと転がりがいいです。旧集電よりも良く転がります。
同じ連接車の福井鉄道200形と並べてみました。200形の非冷房はけっこう人気みたいですね
わが家に国鉄/JR型の連接車が来る日も近いかもしれません。
クリックお願いします(_ _)
↓ ↓ ↓